下町のえんぴつやさん

綴る作業をするたびに気づく、内向的なわたし。

第4話 ぷれしゃす

 

今日は、高校で授業。

補講の日でした。

 

必要回数出席できなかった/しなかった生徒が

回数を満たすために、頑張って来てくれました。

 

 

・・・ひとりだけ。(笑)

 

 

 

「英語は中学レベルやし…」と言いつつも

わたしの話を聞いてくれて、

 

 

 

最後には「先生、わかりやすい!」

と言ってくれて、うはうはです。

めっっっちゃ嬉しかったです。♪

 

 

 

 

こんばんは、さえこです。

 

 

 

 

 

ただ、その生徒に

「でも先生、先生っぽくない!」

と言われてしまいました。

 

 

これは褒め言葉としてとらえます。

 

 

 

 

今日は夕方にも用事があると思っていたのが

勘違いでなくなった上に

ちょっとしんどかったので

家で映画をみました。

 

 

 

 

 

 

「プレシャス」という映画です。

 

 

容姿にコンプレックスをもった

黒人の女の子のおはなし。

 

母子家庭で生活保護を受給。

日々母から言葉の暴力を受けながら、

何かが変わることを望みつつ生活していました。

 

学力が低く、

授業にはついていけていない学校生活。

妊娠をきっかけに退学処分にさせられてしまいます。

 

 

そして、校長先生のアプローチによって、

あるフリースクールに通うことになります。

 

そこから学ぶこと・知ることに

喜びを感じるようになり、

以前よりも前向きに生きていく彼女が

どんどん笑顔になっていくのが印象的でした。

 

 

ただ、妊娠のきっかけが

実の父親のレイプでした。

 

 

このときまだ16歳の彼女が

既に一人出産していて、

 

のちにわかるHIVの感染だったり、

同性愛者の存在だったり。

 

DVを与えていた母親の心境。

ソーシャルワーカー目線の心境。

問題を抱えた子を担任する教師の心境…。

 

 

今の日本でも見て見ぬふりはできない問題が

たくさんつめこまれていて、

もやもやが残る映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

この映画はアメリカが舞台でしたが、

日本も実は義務教育があるにも関わらず

識字率は100%ではありません。

 

 

 

 

一度、授業でマララさんの演説を

取り上げたことがあります。

 

その時

識字率が低かったら、なんであかんのですか?

文字が読み書きできんかったら、何が困るんですか?」

と、

生徒から純粋にぶつけてくれた質問に

つまってしまいました。

 

 

 

そこでは

履歴書かかれへんし、

学校でもテスト受けられへんやん

ってことで納得してくれましたが

 

 

それが私の言いたかったことかどうか

今でもよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ、

知らない世界があるんだなーと

今日はぼーーーっと考える時間がありました。

 

しあわせだった。

 

 

 

 

この映画に出てくる先生のように

生徒をいとおしくみつめられる

余裕を持とうと思いました。

 

 

 

 

「プレシャス」

 

日本語で「宝物」という意味です。

自分の子どもでなくとも

子どもたちは宝物だとおもいます。

 

自分もまだまだ、子どもだけれど。

 

ラストにはこの題名の意味が

すっと理解できました。

 

 

とてもおすすめしたいですが、

暴力やよくない言葉が飛び交うので、

そういうの苦手な方はお控えください。

(わたしも苦手だけど) 

 

 

 

 

 

 

明日はスクールに行って

ラフ画を完成させるぞ!おー!

 

 

 

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 「ふゆのかぜ」

 

ちくちくささるふゆのかぜ

 

いたくないのよ

ちくちくするけど

 

わたしのほっぺはあかくなって

 

こころがほんのりふくらんで

 

ぽかぽかしてるの

かぜはふくけど

 

あなたがわたしをみているから

 

 

(絵はまだ描けておりません)