下町のえんぴつやさん

綴る作業をするたびに気づく、内向的なわたし。

第2話 「やめない」とおもうようにしています。

大阪のおばちゃんの特徴はといえば

 

・髪の毛が一部むらさき

・「あめちゃんいるか?」と聞く

・信号待ちで話しかけてくる

・アニマル柄のお洋服(ヒョウ柄が多数)

・チャリのチリンチリンがなかったら「ちりんちりん!」って言いながら突進してくる

 

 

など、

多数あげられますね。

 

ちなみに

この中で出会ったことのないおばちゃんはいません。

 

 

 

 

 

 

TVでこういうことが取り上げられていたら

ところで大阪のおじちゃんたちはどんな特徴があるんだろう

と考えてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。 

さえこです。

 

どなた様が読んでいらっしゃるかわからない第2話…。

 

 

 

 

 

 

 

 

この前、バイト先で気付いてしまったんです。

おじちゃんたちの特徴。

 

 

 

 

 

「はい!にひゃくまんえん!」 

と威勢の良い掛け声と共に、

手のひらに200円を渡されました。

 

 

 

200円のことを200万円という、大阪のおじちゃん。

出会ったことがある人、いると思います。

 

 

 

 

 

 

 

お会計が200円で、

「うわ!にひゃくまんえんないわ!ごひゃくまんで堪忍してや!」 

と言うので

 

 

 

「ほんならさんびゃくまんのお返しですねー!」 

とこちらも負けじと元気よく応えると

 

 

 

 

 

「ほい、お世話さーん。」

 

 

 

 

 

と見事に素っ気なく

300円を受け取って帰っていきます。

 

 

 

 

 

そのあとの虚無感はなんとも、比喩しがたい気持ちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイト先は、整骨院の受付です。

 

大学時代は、塾の講師とかアパレルの販売員とか薬局とか、

いろいろ掛け持ちしていましたが、

整骨院の受付はかれこれ8年目に突入しました。

 

 

 

 

月に1回くらいなんですけど、働かせてもらってます。

 

 

 

 

 

 

先日は

こんな予定表を描きました。

 

 

 

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忙しい日だったのに、おえかきしていました。

たのしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的に、好きな物事は長続きする方だと思います。

 

 

 

 

大阪のおじちゃんの話は全然関係ないけど、(笑)

今日はピアノのはなしをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは、5歳からピアノを習い続けています。

 

 

 

 

 

 

 

家に電子ピアノがあったので、

お母さんに「ピアノする?」って聞かれて

「うん!」と言ったのがはじまり。

 

 

 

 

 

 

全然うまくならないしもういやだー!ってなっても、

「やめよう」とは思わなかった。

(1年だけ休憩期間はあったけれど)

 

 

 

 

 

 

わたしは運動がにがてだったので、

ピアノでいろいろ学んでいたんだなあと振り返ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「3ヶ月以内にこの曲を仕上げるぞー」と

目標をたてて達成できるように練習したり、

 

曲1つ覚えるにも自分なりのやり方で覚えてみたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとかコンクールで優勝したこともないし

ものすごく上手に弾けるわけではないですが、

 

ピアノを「やめない」ことが

自分の自信につながっている気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続けようって思うとしんどくなるから、

やめないって思うようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きなことも毎日続けようとして

しんどくなってしまったらどうしよう。

 

その好きなことなしで、

どうやって生きていけばいいんだろう。

 

 

 

 

 

そんなことを考えている間に、やめる時を失ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピアノ教室で、

一度先生がかわったことがあって。

 

 

 

「さえちゃん、もう上手だから娘にバトンタッチね~」と先生に言われて

バトンタッチした先生は音楽科首席の現役の方で…。

 

 

 

 

 

 

毎日練習しないとついていけなくて、

「毎日練習続けよう」って思っても

部活で疲れて、予習もしなくちゃいけなくて、

 

練習できない日もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしているうちに、練習についていけなくなって、

やりたかった曲が他の子にまわされてしまって、

 

 

ショックで悔しくて、

もう続けられないと悟りました。

 

 

 

 

大好きなピアノが嫌いになった瞬間で、

「続けられない」というより、「やめたいな」と思ってしまいました。

 

ピアノを弾くのがいやだ。

なんて、それまで思ったことがなかったから。 

 

 

 

 

 

 

 

とても罪悪感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまは、元々の先生のもとでゆるく弾いております。

 

弾いてる時間と、弾いてる自分は、

どんなに下手くそでも、好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、

 

いま、絵本のスクールで、

コンクールに応募する方向でさくひんを創り始めています。

 

完成の目途がたっていないのでなんとも言えませんが、

3月頃完成予定で、作成中…。

 

 

 

 

 

 

 

どんなに下手くそでも、

 

自分の描いた絵を好きになることができれば。

 

 

 

そう信じて、やさしい絵本をつくりたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

もしこれをやめてしまったら

川に流される枯れた葉っぱのように

ふわふわと流れるしかない

 

 

 

ぐらいの気持ちです。

 

 

 

それならば

濁流でも岩にしがみついている

あおい昆布でいてやろうじゃないか

 

 

 

 

 

と思ったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ユメを追いかけずに、ふつーに生きようってことです。

ふつーもよくわかんないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわふわと流れるのが楽なんだけど、

とりあえずいまは、

 

 

芽からおおきくなる葉っぱみたいに、

 

川があっちからこっちに流れるみたいに、

 

  

自然に湧き出るものを大切にしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

それは続けたくなくても

多分やめられないことだとも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だからおじちゃんに「さんびゃくまんえん」を返すことも

 やめないでおこう・・・

 

 

 

 

 

ちょっとちゃうか。笑

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年9月に書いた詩に

2015年12月に絵をつけました。